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2007年09月28日

●ゲド戦記1巻

新品で一冊1000円するゲド戦記。
以前中古で300円にて発見し購入。
ダラダラ読んでて時間かかりまくったけど面白かったです。
実をいうと映画も見てないので世界観とかはサッパリ。
映画がこれの3・4巻もモチーフにしてるんでしたっけ?
ともかく一巻。

なんとなく前評判で一巻はベーシックに面白い、とのこと聞いてたけど、確かに王道ではあった。
主人公ゲドが魔法に目覚めていき、魔法学校に通いどんどん力を身につけつつ、その慢心で過ちをかしてしまい、その過ちと挑んでいく。とかそんな感じ。
魔法の概念、ドラゴンの描写、魔法使いの社会的立場など独特のものがあって面白かったなー。
全体的に言えば、昨今のわかりやすいエンターテイメントに慣れてしまったせいか、具体的ではなく観念的なものを表現しようとしてるらしい部分が多くあって、少し解り難くはあった。

で、だ。読んでて思ったんだけどアースシーの食文化は未発達なのか。
良く分からない果実酒が出てきたりとか、山羊の乳を発酵して作ったものをパン生地に挟んで食べてゲドがカルチャーショックを受けたりとか、そんなのが一切ないんだわ。
どこの地域も酒と細々とした粗食を食ってるぐらいしか描写ないんだもんなー。

話はテンポ良く濃密に進むので退屈はしなかったです。
だけど、せっかくなので食文化の描写もほしかったな。

続刊を安く発見できたらまた読もうと思います。

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