2013年07月28日

●最近読んだの

・パックス・モンゴリカ

最近、ちょっと調べたくて読んでたモンゴルもの。
モンゴル帝国のすごさがよくわかりもうした。

・マーブル・アーチの風

特に意図せず手に取った本だったが、かなり面白かった。
SF短編集
表題もすごかったが、「ニュース・レター」が興味深く、面白かった。
見えないSFとでもいうのだろうか、あの雰囲気は好き。

・穴 HOLES

MOTHERをなぜか思い出してしまう。
人生の辛さとか、それを乗り越えるタフネスさとか、小説としてだけじゃなく、なにか啓発されるようなパワーがある物語。
ラストの鮮やかな集束感はすごい。スッキリ。

・ルナ・ゲートの彼方

ハインラインには本当に外れがないなぁ。
サバイバル実習で異星へ飛ばされた主人公たちが、事故で戻れず、その未開の惑星でサバイバルする話。
ある程度の段階で物語的に失速するかと思ったけど、最後までグイグイ引っぱるすごさがあった。
すごい好き。

・世界の宗教

ビジュアル付きでわかりやすい本。
ジャイナ教とヒンドゥー教のよくわからなかった所がすこしわかった気がする。


2012年03月14日

●ネギま最終回

マガジン読みました。
終わったなぁ。
なんつーか、本当にこの終わり方は勿体無さ過ぎる。
何だろう。負の要素みたいなのが足りない気がする。
キャッキャウフフと皆が笑いながら、全員が幸せで一点の曇りも無く、将来も安泰で、父親も復活して嬉しいね。
いや……本当に何なんでしょうね。
なんつーか、作品愛が足りない。そんな気がした。

2012年03月11日

●最近読んだ本

色々メモ

●俺の妹 9巻

枕元に放置してあったんで、だらーっと読んでみた。
あやせカワイスw

●彷徨える艦隊

最近読んだわけじゃないけど、新刊出てたので一応。
6巻まで読了済み。
未来の宇宙国家同士の戦争で、自分の戦艦が被弾し、脱出ポッドに乗り込んだ主人公のギアリー大佐はそのままコールドスリープ。救助された時にはかなりの時間が経っており、自分は過去の英雄として伝説化していた……。
みたいな話。
戦争の尋常ならざる長期化により、人材育成が滞り、素人軍団が戦争をしている状況。「戦術? 何それ?」みたいな脳筋どもに一から戦術とか軍隊ってのを叩き込んでいく苦労人ギアリー大佐。
アマゾンレビュー読んでて気付いたんだけど、どうやら訳者がかなり酷いらしい。
僕でさえ違和感を覚えていたくらいなので、よほど酷いみたい。
それでもそれを補う面白さがある。

●時砂の王

小川一水さんの作品を初めて読んだ。
ミヨ様が熱い。世界史を舐め尽すような作家さんの知識もさることながら、ミヨ様の一アクション、一アクションがなんとも輝いてた。
ただ、いささか風呂敷の畳み方が強引だった気がするが。
正直読んでて「この一冊で終わらないだろ!」とか思ってたけど、きっかり終わらせたあたりはすごいと思う。

●導きの星


やっぱり最近お気に入りの小川一水先生。全四巻読了。
遥か未来の世界で、人類は異星人を育てる仕事をしていた。
主人公の司は三人のパーパソイドと共に、とある星を育成する事に……。
みたいな話。
スワリスというリスに似た種族を育成していく。そいつらが無性に可愛い。気分は育成ゲー。
また、それぞれの年代のオムニバス形式になってるんだが、それぞれのエピソードが見事。飛行機の話は本当に熱かった。
単なるオムニバスだけでなく、エピソード事に繋がりがある、芯のある大河物語になっている。
特に四巻では驚天動地の展開で、十ページ先が予測できないあたりわくわくさせてもらった。
はらはらさせながらも、読後感がいい終わり方も素晴らしい。

●夏への扉

猫好きとロリコンを楽しませてくれる話。つまり僕か!
ハインラインの猫感に親しみを覚える。猫を飼ってたりする人なら「あー、わかるわかる」といったあるあるが時折提示される。
五十年前の小説ながら、時に流されない不変の価値観がそこにある。もちろん猫の。
そして十歳の女の子と結婚するためにはどういう手順を踏めばいいかも、懇切丁寧に書いてくれている。
なるほど! コールドスリープか!
で、それはどこらへんの会社がやってるのか、kwsk!

●ローマ人の物語〈17〉悪名高き皇帝たち

ティベリウス可愛そうです。

2010年07月01日

●惑星カレスの魔女

宮崎駿の表紙イラストが入った創元文庫作品、「惑星カレスの魔女」読了。
つ……続きが読みたい……。
4,50年前の作品らしいが、その魅力は新鮮でビンビン。なんだこの面白さww
ある理由で宇宙船ベンチャー号を駆るパウサート船長は、途中立ち寄った星で奴隷の少女を助け、最終的にその少女を買い取ることになる。
少女の名はマリーン。実は惑星カレスのウィッチで予知能力を持つ娘だった!

……と、こんな感じのあらすじなわけです。うわー、どこかのラノベでありそうなイントロなわけですが、ダマされちゃあいけないw

実はマリーンには妹が二人おり、その二人も同じ星で奴隷として働かせられてるとか。その子らも助けることになった船長涙目。
次女のゴスはテレポート魔女で、かっぱらいしたりとか過激な行動を起こすヤンキー少女。
三女のザ・リーウィットは表紙の宮崎絵のせいで、イメージはトトロのメイ。もうそのまんまw
そんな三人の魔女を故郷の惑星へ送ることになるのだが……。

まぁここまでもありきたりな感じはするw船長に好意的な長女に、対抗心を燃やすヤンキー次女、やかましい三女。
まぁ長女がヒロインで、表紙の宮崎絵も船長とマリーンのツーショットを描いてると思うじゃないですか。
ところがどっこい、実はヒロインは次女だったりするw
もう長女なんてイントロしか出てこないよw途中からは次女であるゴスと船長のナイスコンビっぷりをひたすら見る冒険活劇なスペースオペラなのだw
王道というテンプレに汚染された僕ら21世紀人には予想できない展開の数々に、面白い設定、魅力的な船長とゴスのコンビ。楽しくて仕方がないよw
読み終わった後、思わず「二巻を出してくれ!」と叫びたくなるw
ただ半世紀ほど叫ぶのが遅かったみたいだが。

日本人の僕が思うくらいだから、海の向こうの作家達も同じ事を思ったらしく

勝手に続編作ったらしい。和訳を可及的速やかにたのむ。
もしくは僕が読めるようになるしかないのか……。


2010年01月19日

●天の光はすべて星

グレンラガンの最終話の原題にもなっていたSF小説。
アマゾン価格がうなぎ登りしてたんだけど、いつの間にか再販されて普通に売ってました。

元宇宙飛行士のおっさんが、ある議員が木星探査船を作る法案を議会に提出する、という事を聞き奮闘する話。
熱い、このおっさんが熱すぎる。
60間近のおっさんが木星探査船を自分で作る……というわけではなく、監督者になりあわよくばそれに乗り込んで宇宙に出ちまおうぜ、と考えてる宇宙狂い。
主人公の一生は星の海への渇望に満たされていて、とにかく宇宙に行きたい!という意思がビンビン感じられる。
僕はつくづくおっさんが宇宙に出る話が好きなんだなー。スペースカウボーイとかさ。

あとがきにてグレンラガンの作者さんが色々書かれてたが、なんとなくこの作品にはグレンラガンの源流みたいなのもチラホラと感じた。
「意思の継承」というやつだろうか。
読み終わって不思議な感じになったわ。
すごい名作、というわけではないが、ときたまもう一度読み返したい作品ではある。
そこそこオススメ。

2009年02月20日

●さくらの境


いつのまにか出てた最終巻。
素で気付かんわwww
3巻が2007年1月で、4巻が2008年10月……二年近いじゃないかw
作品自体が派手さがないぶん、普通にスルーしちゃってたし!
(ちなみに僕は買ったのすっかり忘れてて、以前3巻を二度買ってる)

完結っちゃ完結だけど、らしい終わり方だったなー。
もう6ページで1ヵ月進んでいったから怒涛の展開でもあったわw
あー、やっぱり竹本泉先生はいいなぁ。
マンネリではあるんだが、そこがイイ!

2008年10月19日

●裸者と裸者

上下巻読了。
ふと本屋さんで「愚者と愚者」という本が目に入って、あらすじが面白そうなので買おうと思ったら、続き物らしいと知り、その前作「裸者と裸者」を購入。
ひさびさのスマッシュヒットでした。
惜しむらくは作者さん、打海文三さんは去年急逝したらしく、このシリーズが未完だとか。
これほどの作者さんの作品を、作者さんがいなくなってから知るなんて……orz

舞台は、世界の金融システムが崩壊し、世界各地で戦争が起き、日本に難民が押し寄せ治安が悪化、それに憂慮した軍部がクーデターを起すが、政府軍はアメリカの支援を受けつつ反撃、そして泥沼状態へ……そんな日本。
ロシアンマフィアが利権を巡り争い、軍部はそれぞれの地方で独立化、朝鮮やら東南アジアからの難民があふれ、男根主義を説く団体やらテロやら、性的マイノリティの差別に屈しない団体やら、在日米軍やら、もうカオスすぎるw
わけわからんくらいに各部勢力が混沌としている日本で、兄弟を養うために軍隊へ入隊する孤児カイトと、カイトに助けられた双子の月田姉妹が物語の主役。
それぞれが、上巻と下巻の主役になっている。

もうね、レイプやら犯罪やらが当たり前になってる世界で、どんどん成長していく主人公が淡々と描かれる様は目が離せない。
正義とか悪とかそういう薄っぺらさが無いんだよね。生きるため、誇りのため、そのために銃を取り戦場をかける人々。
戦争の停止やらレイプ禁止ってうたいながらも、戦費調達のため、大量のドラッグを流してる辺りが生々しい。
ほとんどの登場人物の背中に死の臭いを感じる危うさが、全ページに渡って感じられるが、だからと言って一方的に陰鬱で暗くなるかと言えばそうでもない。
上巻はカイトのビルディングロマンスとして、どれだけ昇っていくのか、それを追いかけたいがためにページ捲るのが止らない。下巻は下巻で月田姉妹の破天荒さがたまらないwパンプキンガールズという女の子だけの軍隊を作り、鬱屈としてる東京西部の混乱にAK片手に身を投じていく。しかも欲望のままに動く姉妹なもんだから、作戦成功したりすると、ホテルに入って美少年を1ダース寄越せって売春クラブに電話して、男も女も食いまくり、一晩で60回射精させたね、なんて平気で言うんだからすごい上にかっこいい女だw
そして、何よりこの作品を面白くしてるのが、登場人物達の独特の感性だと思う。
それぞれがモノを見、感じた事が端的にセリフで読み取れるが、それらの感性が僕には無いモノがあふれている。
「それは正しい世界のひっくり返し方だ」
マフィアの内部抗争で片方のボスの言葉に対する月田姉妹の一言。なんとなく言い回しが面白くて憶えてたりする。
正直、これからこの世界がどうひっくり返るのか楽しみでしょうがない。
未完、という事は知っているが、読まずにはいられない。
なわけで「愚者と愚者」読み始めるぜ!

2008年10月01日

●チームバチスタの栄光


文庫本読了。
面白かった。
作者さんが医者ということで、医療がさっぱりわからない僕でもわかる、綿密な医療描写は圧巻。
特に手術シーンの緊迫感は素晴らしかった。
切れ味するどいミステリー、という言葉がしっくりくる。
キャラクターも強烈で魅力的。
矛盾に満ち満ちた人間の多面性をしっかり表現してると思いました。
個人的には犯人がわかった後の展開が面白かった。
医療ミステリーってあんまり知らないんですが、医療を題材にしつつ、ここまでエンターテイメントしてるあたり、かなり新機軸な作品なんじゃね?
続編もそのうち買おう。

2008年08月17日

●星を継ぐもの

J・P・ホーガンの超傑作、という事で読んでみた。
うん、超傑作。

月で宇宙服を着た五万年前の遺体が見つかった~

ぶっちゃけここまではよくあるSFのイントロだと思うんだけど、この謎を解き明かす過程のワクワク感が異常。
正直あらすじで語ったところでそのワクワク感はきっと伝わらないんだと思う。
五万年前の遺体が、まさに目の前にある!ってリアリティを感じるんです。
もう1ページめくるたびに、遺体とその過去がすこしづつ鮮明になっていき、そして繰り返される逆転の嵐。
確実なバックボーンの知識が、リアリティに拍車をかけ、もうこの本の中にどっぷり浸かってしまう。
サイエンスフィクションの真髄を見た気がする。
ワクワクがマジ止らない。つーか、このガニメアンシリーズはまだ続くらしい。読まなければ死ねないよ。
アマゾンで新刊買うしかないかねー。新品で買っても全然損しない名作であることだけは揺ぎ無い事実。

2008年07月09日

●銀河英雄伝説読了

全10巻読了です。

ほとんど通勤時にしか読んでなかったので読了まで時間かかっちゃいました。
いやー、面白かった。
日本人が”スペースオペラ”というモノを浮かべる時の原型がこれなんですね。
壮大な宇宙を舞台にした、二人の英雄の戦い。いや、もうたまりませんね。
好きなキャラが多すぎる。
そのぶん、キャラの唐突な死がズシンと響きます。

特に8巻の展開が……これがまたもう少し速ければ、後半のユリアンの良さがもっとでるんじゃないかなー、とも思いました。

もう傑作すぎていうことないです。
幾ら語ろうと感想は「面白い」の一言で終わっちゃいます。

ともかくコレでTUTAYAから大腕振ってDVDが借りれます。ネタバレなんで恐くない!
それにしたって、その後の話がしりたい、と思うのは読者のわがままなのか。

バンナムの陰謀
僕の読了後にこんな情報見せやがってー!(僕が勝手に見つけたわけだが
買うしかないじゃないかー!

2008年04月06日

●ようこそ女たちの王国へ

古本屋行ったら、何故かラノベの棚にハヤカワSF文庫の青い背表紙が……。ってことで見てみたらエナミカツミさんの表紙のこの作品でした。
邦題「ようこそ女たちの王国へ」だけど、原題のA Brother's Priceの方が作品としてはあってると思うなー。

内容は男性の出産率が低く、男女比が20倍以上の世界。
なんとなーくギャルゲーもどきのハーレム臭がしますが、ところがどっこい、けっこう世知辛い世の中になってました。
この世界では女性がほとんどをしきっていて、男性はあくまでその家の資産、物と一緒なんですね。
で、この世界では男が複数の女を囲うというより、複数の女が一人の男を囲うわけです。
家族の中に男が生まれたら、純潔を守り通し、結婚できる16歳になったら他家に売り払い、そのお金で夫を買ったり、または男を交換してお互いの家族と結婚したりする……とまぁ男にはほとんど権利たる権利がない世界観。
そんな中、農場を経営するウィスラー家の近くに傷ついた女性を発見し、それを助けたウィスラー家の長男ジェリンは……とまぁこっからサクセスストーリー的に物語が進むわけです。
男女比が偏った世界をうまく表現しつつ、魅力的なキャラクターが活躍してて面白かった!
特にウィスラー家の長女エルデスト・ウィスラーがかっこいいのって何のw
個人的にはぜひ、続編を!

で、読み終わって思ったんだけど、エナミカツミさんの表紙……なんかキャラのチョイス間違ってない?
つかどう見ても最初の部分だけ斜め読みしたようなチョイスな気が……。

んで、作者のウェン・スペンサーの他作品のあらすじも読んでたけど面白そうだー。今度買ってみよう。
SQUEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!
原作者も日本版の表紙に喜んでた!


2008年03月16日

●銀河英雄伝説 一巻


最近名作と誉れ高い、銀英伝を読んでます。
色々なのと併読してる&古本でなかなか見つからないせいで、まだ二巻の半ばですが。

今までラノベ関連ではけっこうスペオペみたいなの読んでたんですが、よく元ネタは銀英伝って聞いてたけど、確かにこいつは元ネタって言っても過言じゃねぇ作品でした。
今さらあらすじ書いたとこで、ググればあっというまに分かるので割愛。
とりあえずヤン・ウェンリーの魅力的なことw
ラインハルトが誰しも憧れる遠い英雄だとすると、ヤンは等身大で身近に感じられる庶民的英雄。
これからのヤン将軍の嫌々ながらの躍進に期待せざるをえないw

んで、今日ゲオ行ってDVDの1・2巻借りてきました。
表紙ダラーって見ると、あぁこいつはあのキャラだろって思ってたんですが、一人ちょっとよくわからんキャラがいた。
家帰って誰だろうって思ったら……ユリアン少年だったorz
本編見てないけど、OPだけ視聴。
ヤン・ウェンリー出てねぇぇぇぇぇぇ!!
ゴツイだろ、どう考えたって。

2007年09月28日

●ゲド戦記1巻

新品で一冊1000円するゲド戦記。
以前中古で300円にて発見し購入。
ダラダラ読んでて時間かかりまくったけど面白かったです。
実をいうと映画も見てないので世界観とかはサッパリ。
映画がこれの3・4巻もモチーフにしてるんでしたっけ?
ともかく一巻。

なんとなく前評判で一巻はベーシックに面白い、とのこと聞いてたけど、確かに王道ではあった。
主人公ゲドが魔法に目覚めていき、魔法学校に通いどんどん力を身につけつつ、その慢心で過ちをかしてしまい、その過ちと挑んでいく。とかそんな感じ。
魔法の概念、ドラゴンの描写、魔法使いの社会的立場など独特のものがあって面白かったなー。
全体的に言えば、昨今のわかりやすいエンターテイメントに慣れてしまったせいか、具体的ではなく観念的なものを表現しようとしてるらしい部分が多くあって、少し解り難くはあった。

で、だ。読んでて思ったんだけどアースシーの食文化は未発達なのか。
良く分からない果実酒が出てきたりとか、山羊の乳を発酵して作ったものをパン生地に挟んで食べてゲドがカルチャーショックを受けたりとか、そんなのが一切ないんだわ。
どこの地域も酒と細々とした粗食を食ってるぐらいしか描写ないんだもんなー。

話はテンポ良く濃密に進むので退屈はしなかったです。
だけど、せっかくなので食文化の描写もほしかったな。

続刊を安く発見できたらまた読もうと思います。

2007年09月02日

●孤独のグルメ


前々から欲しかっがなかなか売ってなかった一冊。
最近入手。
ふたばなんかでアームロックしまくってる有名人、井之頭五郎がひたすた飯を食う漫画。
実在する店をモデルに、食事をしにいく時に「あるある」って思わず同意してしまう心境を巧みに描写し、谷口ジロー先生の綿密な作画でリアリティを補強しまくってる傑作です。

いやね、読んでて、これはあるある、って思ったところが何箇所あったことかw
僕も下戸なんで主人公の気持ちがかなりわかるw
回転寿司でカウンターの店員に注文しても声が届かない時のあのむなしさ。
焼肉でライス待ってるのに、なかなかこなくて肉ばっかり食べちゃって、いざライスが来たときに肉が少なくて追加注文したり。

なにが面白いのかさっぱりわからないけど、とにかく面白い。
おすすめです。

■関連
孤独のグルメ
孤独のグルメの店を周ってレポ。
面白いです。メモメモ

2007年08月18日

●ライ麦畑でつかまえて

引越しなどが重なり、読むのにかなり間が空いてしまった作品。
それでも面白かったです。

世界でいまだに読まれる名作…とかなんとか。
原作本「The Catcher in the Rye」に対して訳本の種類もけっこうあるらしく、僕が読んだのは一番メジャーっぽい野崎孝訳のもの。

この作品の何がすごいって、主人公の反骨精神、この一言に尽きると思う。
日常にありふれるもの、それを片っ端からという程に嫌悪して腹が立ってる。
その内心にあふれるものはハートマン軍曹も驚く程の罵詈雑言に溢れている、だけどそれとともに共感できる部分もある。
こいつはぶっちゃけ大人が憎いわけだ。もちろん「大人か子供か」という所に綺麗なボーダーラインが引かれているわけじゃない。
主人公のホールデン・コールフィールドの中には中途半端な大人と中途半端な子供が同居しちゃってて、その主義行動が一貫してるようなそぶりをしつつ、その実していない。
一貫してるところと言えば自分の経験と感性にしたがっている点だけだと思う。
だけど彼は彼なりの論理の元に行動を起している。主人公のグダグダとした回想と語りを聞いてると、なんとなく彼の言い分も、彼の突飛な行動も理解できる…ような気がするw
心情を理解してる読者ならともかく、そんな彼だから周りの人からは彼の言動や行動がクレイジーに見えるわけだ。彼は彼なりの言い分、経験、何よりそれを踏まえた感性で反抗してる。
これがたった3日の放浪を描いてるだけなんだから、彼の今までと今後を考えるとどれだけすごいのかわかる。
勉強はできない、スポーツも苦手、もちろん喧嘩も弱い。まるでのび太をそのまんま成長させた主人公ながら、彼の彼なりの反骨は見ていて気持ちいい、読んでてなんとなく楽しかった。

でも残念なのが1950年代のニューヨークの雰囲気はなんとなく感じられたんだけど、具体的なビジュアルが思いつかなかった事。
僕の知識が薄いってのもあるんだろうけど、当時のニューヨークってのがサッパリ思い描けなかった。
大友克洋の「さよなら日本」程度の街並みでも想像しときゃ良かったのかな、うーむ。
どっちにしろ具体的なビジュアルが思いつかない上に、そのイメージを提供しようとしてるソースが歪みまくった視界を持つ主人公ホールデンの語りなんだから当てにならないっちゃあてにならないw

まぁともかくフィービーは可愛かった。
この作品は原作も読んでみたいと思ったし、村上春樹訳もそのうち買ってみようと思いました。
読んだ人は沢山いるだろうけど、暇なら読むことおすすめしますぜ。