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2007年07月02日

●ランブルフィッシュ

ちょっと前にだけどシリーズ読了。
面白かったです。

以前も紹介したことあるかもしれませんが、ロボットの専門学校モノ。
本編が全10冊とけっこう長めなシリーズ。
しかも作者さんの特徴なのか文章量がけっこうみっちり入ってるので読むのに時間かかります。
シリーズ読んでる最中に引越し入っちゃって一時期止まってたので、それも手伝い、読了まで時間かかっちゃいました。
とりあえず簡単な感想。

物語前半では中間試験として、実習斑対抗でのレイド・フレーム(ロボット)によるトーナメント戦、が行われるんですが、ここが半端なく面白かったです。
学園祭の慌しさを思わせるにぎやかな空気がうまく表現されてます。
強い敵に対しての作戦、次回の試合までの機体の調整、その他のトラブルなど、せっぱつまったスケジュールで忙しくキャラが動き回るのは気持ちがいい。
それにかわって後半のサヴァイヴ戦はいまいち盛り上がりにかけてました。
新キャラの登場やら物語の謎やらが描かれてはいるんですが、実際にサヴァイヴは9巻にならんとはじまらないし。
まぁサヴァイヴ戦含め、物語の伏線が回収される10巻がすごい楽しかったからいいけど。

フルメタのアーム・スレイブほど生々しいロボットじゃないけど、他作品とはまた一味違ったリアルロボットが見れたのも楽しかったです。山根さんデザインのレイド・フレームのデザインは涎ダラダラものです。
まず普通のロボットアニメじゃお目にかかれない、マイナーかつ僕にはストライクなデザイン群。リヴァイアスのヴァイタル・ガーターが大量にいて戦ってるとお考えくださいw

ただ人間ドラマが薄かったなー、という印象は残ります。
確かに物語中の時間経過は巻数に比べて短いのは理解できるんですが、ほとんど人間関係に進展はない。
一応過去の因縁に蹴りをつけたりなど、物語中の展開上ある程度周到して変わっている部分はあるんですが、恋愛関連はほぼ無し。
大量のキャラクターとそれぞれの相互関係やベクトルが説明される描写はあるものの、その関係表が動かないんですよね、ついでにそこらへんが起因して起こる事件などもあんまりないし。

あと、できればもっとエピローグを丹念に書いて欲しかったなぁ。あれだけのキャラクター、事件後の顛末が知りたいです。
だけどもしかしたら続きが書かれるって可能性も無きにしもあらず…期待だけしておこう。

少し長いですがロボットスキーだったら読んで損なし。おすすめです。

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