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2016年08月14日

●シン・ゴジラ

とりあえずシン・ゴジラ見てきました。

なんですかね、いまさらゴジラとか。
東宝が食いつぶし、駄作にしたゴジラシリーズ。ハリウッドにいっても毎回そこそこのイマイチさ。
たしかにゴジラは僕らのヒーローでしたよ。僕は平成シリーズ直撃世代だったので、ちいさい頃はビオランテとか腐るほど見ましたし、モスラの歌とか練習していまだにソラで歌えますもん。
でもねぇ、なんというか不安しか残らない感じ。
アニメ監督が実写とると、アニメの感覚で役者動かしたりカメラワークやったりするから、画面が上滑りした感じになってる気がするんですよね。押井監督とか。
それに樋口監督は「進撃」のアレもあるし、もう不安要素しかない。きっととんでもない駄作だろう。


なんて思ってたのが先月。
とんでもない傑作でした。

ゴジラをあの切り口で展開しながら、目を離せない展開の連続。
ゴジラのファーストカットも最初「??」ってなったけど、話が進むと納得。
予告で出てきたブサイクなゴジラも、映画で見ると逆におぞましく、かつ恐ろしい存在に見えてくる。
特に中盤以降の絶望感が素晴らしい。
映画館で思わず「あぁ……」ってため息が出てしまうくらい。
そしてあの日本人にしかわからない、日本人らしさ。

アメリカ映画のモンスターパニックものだと、多少避難民がいようと被害の拡大を恐れて銃の乱射は当たり前。
モンスターに攻撃を当てたら「イヤーッホーー、見たかこのクソ野郎!」とか叫ぶし、倒したら倒したで「イヤーー!!!」っていいながらみんなで抱きついて、ヒーローとヒロインがキスをする。

そんな描写は一切ない。
あの洋画にはない日本人のリアクションは日本人にしかわからないし。
災害に突き当たったときのあきらめは、震災含めた近年の日本人の多くが理解できる感情だと思う。
それらがしっかり描写されてるあたり、この作品はすごい。

というか、本当にどうゆう予算枠の中でこんなすごい映画撮ったんだろ。
「踊る大捜査線」とか「清須会議」よりも予算低そうなのに、画面の密度が半端ない。
やればできる邦画、。でもアニメ監督がこのレベル撮っちゃうあたり、ちょっと悲しい。

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