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2011年08月21日

●サクラ大戦が好きだー!5

一回目
二回目
三回目
四回目
の続き。


なんか久々に書いてみる。

●サクラ大戦オンライン 2001年頃? サクラ4発売前
少し戻るが、サクラ大戦オンラインについて。
このソフトは僕の中でかなり印象に残るソフトなのだ。
ちなみにこのオンラインとか書かれてるが、実際の所サクラ大戦を単純にオンラインで遊べるわけではない。
サクラ大戦を開発していた「オーバーワークス」は、ドリキャス発売当初より「ぐるぐる温泉」シリーズというものを出していた。
今は無料でありふれているが、言わばテーブルゲームのオンラインソフトなのだ。
その先駆けである「ぐるぐる温泉」シリーズなどを提供しているサービスを「オープンダイス」と命名しており、そのオープンダイスサービスをサクラ大戦のアバターで遊べる、ってのがこのオンラインであった。
「サクラあんまり関係ないじゃん!」と今なら突っ込めたが、当時の僕らは盲目で、そんな事にも目もくれずに飛びついてしまった。
しかも帝都版と巴里版に分かれており、しまいにゃ例の如く初回限定版がある。
でも、在庫がダブついたおかげで、どこの店にいってもオンラインの初回限定版は、大きな巨体を陳列棚に置いてあった。むしろ通常版を探す方が困難だったりする。
僕はもちろん初回限定で二つ買った。
そんなわけでこのオンラインなんだが、何が重要かといえば僕のハンドルネームである。
当時僕はこのゲームにログインするにあたり、自分の本名をもじって「なおすけ」にしようと思っていた。
これは、好きな漫画家さん(故人)が本名をもじって最後に「すけ」を付けていたというエピソードを聞き、「じゃあ僕も!」といった具合だ。
しかし「なおすけ」なんてありふれたハンドルネームが残ってるわけもなく、僕はアカウント画面で考えあぐねいていた。
カタカナにしたり、ちょっとだけカタカナにしたり、様々な方法を取ったんだがアカ取得できず。
オンライン初回版特典のDC用キーボードをチャカポカいじりつつ、いらだった僕は適当にキーを叩いてエンターを押した。
そう、「なおすけお」という怪しいハンドルネームは、この適当に押した「O」の文字で決まってしまった。
正直何度悔やんだかわからないが、ある意味検索のノイズ避けになると思い、未だに使い続けてたりする。
その後、僕はサクラBBSにて悲しい黒歴史を、そのHNで綴り続けるのだった。

●熱き血潮に発売 2003年 春前だった気がする。
サクラ大戦3の制作期間3年。4は突貫で制作して10ヶ月。
なのに熱き血潮は11ヶ月で出るらしい。
僕はその報に、「やった、こんなにも早くまたサクラが出来る!」という喜びと「こんな短期間で大丈夫なのか……」という不安を感じていた。
結果的には後者の予感こそが正しかったわけだが。
この不安はサクラワールドプロジェクトの時点で台頭していた。
この時期、確かセガは「セガチャンネル」とかそんな感じの自社の動画配信を行なっていた。(ちなみにしょっちゅう名前変わってたんで、この時セガチャンネルだったかは分からない)
サクラワールドプロジェクトもしっかりと動画配信され、同時に熱き血潮のファーストプロモが公開された。
で、このプロモ動画をネット上で探してみたものの見つからず。
夜の銀座の街並みを、大神さん達が光武で走り回り、キャラクターの全身イラストが途中途中に表示されるというモノなのだが……。
まぁ、これの出来が不安を煽った。
イラストは松原秀典氏の渾身のイラストで、少しホッとしてたんだが、それ以外がマズかった。
ノッペリとした光武。チャチイ背景。何より、サクラ3であれほど軽やかに動いてたはずの光武のアクションが酷く劣化し、まるで全身に重りでも背負ってるかの様だった。
僕の中で怪しい予感がヒシヒシと騒ぎ始めた時だった。

そしてこの時期当りから、広井さんのテレビ出演が増えてくる事となる。
代表作「サクラ大戦~熱き血潮に~」というテロップを名前の下にかかげながら、様々なテレビ出演をはたしていた。
WINNERS - Wikipedia
ダウンタウンの浜ちゃんの番組なのだが、これに出てきた時の話は今も覚えている。
確か「ワタル」で成功した後「グランゾート」でコケた話をしてた気がする。
他にも「ゲームセンターCX」でサクラの特集組まれたり。
金髪の広井さんは、ことごとくテレビに露出し、血潮のPVを数秒間だけテレビに流しまくっていた。
正直「そんな事しててゲーム大丈夫なのかよ!」と不安を感じた。
ついでに血潮には「プロジェクトS」という偽ドキュメンタリー番組のDVDが付いていた。
これは当時流行りだった「プロジェクトX」のパロディなわけなんだが、なんとモノホンのナレーションの森本レオ氏がナレーションをしているという作品だった。
あきらかに金の使い方を間違えている。
まぁきっと師弟関係のコネとかあったんでしょうけど。
ちなみに、広井さんのエッセイやら著書を読むと分かるんだが、実は広井さんは森本レオさんの付き人をやってた事があるのだ。
なんか付き人って言っても、一緒に麻雀の相手したり、酒飲んだりしてただけらしいが。「働けよ」って森本さんに言われてRED作ったとか。


更にはサクラの携帯サービスなんかも、ここらへんで開始される。
なんと携帯でサクラ本編のミニゲームが出来るというのだ!
「やったぜ!」なんて喜んでいたら、ナンバリングタイトルからミニゲームが外されるという暴挙の一端であった。
これ以降サクラ本編(って言っても、血潮と5だけだけど)において、ミニゲームは全て携帯配信になる事に。
サクラといえば、ぎゅうぎゅうに詰め込まれた、お節の様なゲームなのだ。
それが今年話題になった某お節の様に、スッカスカになっていた。
だが、我々はファンだった。そこから逃げるわけには行かず、スッカスカの重箱に箸を伸ばすのであった。

熱き血潮発売。
様々な不安はあれど、プロモなどの効果により、幾らかは安心していた。
ド派手な轟雷号のシーンなど、あれらはまさにサクラ3・4演出であった。

ちなみにサクラ大戦の2と3の間には、かなり大きい隔たりがある。
それはメカデザインの変化とか、システムの変化とか、様々な要素があるが、要は演出の変化だと僕は思っている。
サクラ1・2においては、油と鉄臭さを残しつつの演出だったのだが、3・4に至りそこらへんがはっちゃけはじめ、仕舞いには凱旋門に巨大な砲塔まで内臓してしまったりする。
その3・4で大成した大味な演出を、どうやら1をベースに展開してくれるらしい。
そう考えると、古参兵はそこそこ期待していた。
が、これからのサクラはファンを裏切り続ける事になる。
血潮はその第一弾だった。

まずOP。
酷い絵コンテであった。
サクラ大戦といえばディスク毎に別々のOPが入ってるのが通例だが、ついにDVDという大容量媒体を手に入れたサクラは、複数のOPを作る必要は無くなった。
必然、OPはクオリティが上がる!……わけも無く、なんだか歌と合わないチグハグなOPが完成していた。
いや、まだ早い。絶望するのはまだ早い。
されとて、次々と発覚する改悪の数々に、サクラファンもさすがに庇護しきれなくなってきた。

イラストが酷い。
我らが絵師松原秀典氏は、ポスターとかカバーとかのビジュアルのみに終わり、ゲーム本編のイラストは全て別物。おそらくは外注だと思われる。
正直「キャラの特性を知ってるのかよ!」と言わんばかりのイラストや立ち絵の数々に、ファンはガックリとうな垂れる事になる。
僕もカンナの首が細くなって驚いたものだった。
(サクラのカンナの首は、シリーズを追う度に太くなっていっている。1→2→4と、その全てが松原氏……のはずなんだが、氏の中でのイメージの変化が、まさに首の太さに集約されてるのだ! 本当かよ!)
あと新規シナリオも酷い。
シナリオの改稿も酷い。
ミニゲームが無い。
光武やら神武のデザインがあからさま過ぎて微妙。
などなど、なんかもう「どうなってるんだ」と言わんばかりのものだった。

良い所ももちろんある。
戦闘システムのARMSは更に使い勝手が良くなり、バランスもうまく調整されていた。
念願の三人娘とのサブEDも用意され、かすみさんファンの僕は狂喜した。
(しかし、このかすみさんのイベントCGが本当に酷い。手抜きとしか言いようがないイラストに、僕は失笑したのを覚えている)

古参兵には酷く叱責を受けた血潮だが、新規ユーザーには好評だったらしい。
「サクラってこんな感じなんだ~」と。
実際に血潮の売り上げも悪くなく、初週は十万本前後だったが、最終的には二十万本くらい売れたらしい。ちなみにサクラVは十五万本ぐらい。大神さんさえいれば売り上げは上がる、という証左に他ならない。


●サクラ大戦と歌
2003年あたりで、サクラ大戦全曲集が発売されたと思うので、サクラと歌について語ってみる。
サクラ大戦と歌は切っても切れない重要な要素である。
ボーカル曲だけで150曲を越えるゲームシリーズは、後にも先にもこのサクラだけだろうと思える。
そこで更に異常なのが
作詞 広井王子
作曲 田中公平
で全曲統一されてる点だ。
もちろん、額面どおりに受け取るわけにはいかない。
150曲もあれば、丸々作詞を誰かに放り投げた、なんて事も多々あるんじゃないかと邪推する。
でも、僕は確信している。
「あ、広井さんの作詞だわコレ」と。
サクラの楽曲は、田中先生のブログによると「詞先」らしい。(作詞が先)
それを聞いて、僕はなるほど!と思わず頷いてしまった。
なぜならばサクラの楽曲は、年を追うごとにメッセージ性が強くなり
とにかく「語呂が悪い」のだ。
普通の作詞家なら変更する所を、メッセージ性を残すために改変しない。
そのため不器用な曲がたくさんある。
要点だけいうと「作詞がヘタッピ」なのだ。もちろん味があって僕は好きだがw
仮に作詞を第三者に託した場合もっとうまくやるだろう、というのが僕の見解。
よって、広井さんの作詞は多い、と僕は断定してたりする。

んで、話は飛ぶけどゲキテイの話。
おおよそサクラ大戦と聞き、多くの人が最初に聞くのがこの曲であり、この曲があるからこそヒットしたともいえる。
この曲はしみじみ聴くとすごい歌詞なのだ。
「正義のために」とか「心を鋼鉄に武装する」とか。
おおよそ昨今の軟弱なアニメやら映画やらには無い、前時代的直球な歌詞だ。
「正義」という言葉は、現代に置いては否定的に用いられる言葉だと思う。
(間違ったモノを正しく見せる詭弁とか、軍国主義の一端とか、おおよそジュブナイルメディアに置いては否定的)
なのにサクラでは「正義」が熱く連呼されるのだ。
これこそがサクラが「戦隊モノ」と言われる所以だと思うし、古臭さを目新しさに変えた要因だと思う。
で、このゲキテイはとにかくバージョンが多い。
僕はサクラ大戦2のバージョンが一番好きだったりする。
ゲキテイに集約されているのがサクラであり、サクラこそがゲキテイ。
ある意味ゲキテイに頼りきっていたサクラが、ゲキテイ離れをした時点で、5の失敗は確約していたのかもしれない、とか思う。


あと僕の好きなサクラ曲ランキング
1位 花咲く乙女
聞きたくない曲ナンバー1。裏返せばそれだけ好き。聞くと切なくなる。

2位 君よ花よ
悩んだけど好き。いわば「語呂の悪い曲」。だけど大神さんの独唱を聞くと、いつも鳥肌が立つ。

3位 未来の兄弟たちへ
新八犬伝のメイン曲。新作ゲームが無くなった後期サクラで生まれた名曲。
前へ前へ進もうとする、そういう意志の強さが溢れているので、ポジティブな気分で聞ける。

4位 檄!帝国華撃団(改)
サクラ大戦2を起動した時、すみれやマリアの歌声を聞こえた時の感動。

5位 未来(ボヤージュ)
ある意味最高のED曲かもしれない。これより上位にED曲が2曲も入ってるがw
完成度、意外性、メッセージ性。どれをとってもナンバー1だと思う。
「君よ花よ」と「花咲く乙女」に負けているのは「思いいれ」の一点のみであり
他者に薦めるならまずこの曲だと思う。
けど、この曲は20時間余のサクラ大戦3をプレイしてこそ、聞く価値のある曲だと思う。
未プレイの方はぜひプレイ後に聞いてもらいたい。

6位 御旗のもとに
サクラ大戦は「ゲキテイ」だけでは無い、と言わしめた曲。
OPとのシンクロっぷりが半端でなく、映像がこの曲の良いところを満遍なく出していた。

7位 ドリーム/夢の1ポンド
サクラ大戦史上最長の12分という曲。
サクラ大戦に置ける舞台の可能性を示唆した曲でもある。
聞いてるとミュージカルを感じれる。

8位 キネマ行進曲
すみれ・カンナコンビにおける最高の曲だと僕は思ってる。
一見するとコミカルに聞こえるんだが、映画というモノをノスタルジックに語ってる良い曲。

9位 ここはパラダイス ~リトルリップ・シアターのテーマ~
サクラVの発売前に先行シングルで発売され、僕は発売までずっと聞いていた。
サクラVの世界観やら空気は、この曲に凝縮されている気がする。

10位 Kiss me sweet
紐育華撃団の曲に見せかけ、これはサジータの曲だと僕は感じている。
公平先生も言ってたけど、紐育のメンバーは声質が似ている。その中で目立ってくるのがサジータの皆川さんだと思ってる。
全体のリズムを指パッチンで、少ないメロディラインでしっとり魅せる。
今までのサクラに無い魅せ方だし、ある意味有終の美に相応しい名曲だと思う。

11位 月夜の森へ
ロベリアと花火とか、どんな組み合わせやねん!
とか思わずにいられないが、変な歌詞と相まって、良くわからない味を出してる。

12位 君偲ぶ歌
本妻が夫の浮気に衝撃を受ける曲……では無いw
サクラ3でさくら達の登場のBGM。
なんか過剰なまでに切ないのだが、曲の雰囲気が好き。

13位 劇場版・奇跡の鐘
オーケストラによる荘厳な曲。
劇場でこの曲と、ヌルヌル動くさくら達を見たときには感動した。
ある意味、あの時がピークだったのかも……。

14位 花の巴里
Q サクラ大戦で一番好きなヒロインは?
A メル!
ってなわけでこの曲を入れざるを得ない。
この曲を聞くと、行った事も無い巴里の風景が脳裏によぎります。

15位 これがレビュウ!
歌謡ショウでラストを飾る皆総出の曲。
歌謡ショウのレビュウ曲は多いが、その中でも屈指の出来な気がする。
似た曲に「花のレビュウ」があるが、こっちの方が好き。
ちなみに歌詞はここらへんから語呂が悪いw

16位 エチュード
アイリスのファーストキャラソン。
アイリスのバックヤードに置ける暗い設定が前面に押し出されている。
この曲は、サクラ1っぽさが詰まってて好き。

17位 地上の戦士
ゲキテイ、御旗に次ぐ第三の曲。
前々曲、前曲には及ばなかったが、それでも気合の入った良い曲だと思う。
ただパンチが足りない。

18位 ある日青空を見上げて
ダイアナの曲。
舞台はアメリカになりつつも、バラードは相変わらず。

19位 ミステリアス
アラビアンっぽい曲。
ゲームはクソだったが、曲は良かった。
ただ歌が打ち込みっぽく、デジデジしてて、サクラの中でも異色の曲だった。
(ユーロ・ビート版はさすがに例外)

20位 モンパルナスの夜
ダウンタウン・ハートと悩んだが、こっちをランクインさせて見た。
曲の空気が好き。


「夢のつづき」を入れ忘れた。7・8位くらいかなぁ。
まぁ気分で順位ガンガン変わりそうなので、暫定って感じで。

つづく。

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