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2010年05月16日

●サクラ大戦が好きだー!4


というわけで久しぶりのサクラ大戦話。

一回目
二回目
三回目
の続きです。

●サクラ大戦4の後 2002年春以降
春。
新学期や新学年などである。
僕はサクラ4のおかげでめでたく××になり、その季節を過ごしていた。
まぁそれはともかく。
DCにて有終の美を飾りまくったサクラに、ファンの興奮はさめることもなかった。
当事、ほぼサクラ大戦の雑誌へと成り下がっていた雑誌「ドリマガ」などでは4以降も毎回サクラ話が紙面に載り続けた。
ヒロイン一人一人にクローズアップしたり、メカ設定を何回かにわけたり、スタッフやキャスト陣にインタビューしたりと、よくもまぁ一つのソフトでこれだけ書けるな、と驚嘆したものである。
ちなみに僕はこの当時から「ゲーマガ」と名を変えサクラが衰退するまでの全号を保存してある。愛である。
この春から夏の間にかけて、開発スタッフへのインタビューがあった。
そのインタビューの最後に「次回作はどうなっていますか?」の質問に対し(笑)を駆使しつつ「そうですねー、次回作のキーワードは不死鳥ですかね!」なんてのんきな事を言ってたのを思い出す。
今考えると「なるほど」と思うと同時に、当時感じた言い知れぬ不安感は見事に的中していたのだとも思う。

DC生産終了とともに、セガはハード屋から、他機種のサードパーティという一介ののソフト屋へと転進していた。
だが、それと同時に「サクラはまだ終わらない」というスタッフの露出にファンは狂喜したのだ。
PS2へサクラが進出する?それならば圧倒的じゃないか!これは当時のサクラファン共通の見解であった。
なぜならば、サクラというソフトはいつもハードで負い目を感じていたのだ。
40万本近い売り上げを誇ったサクラ3は、生産台数200万台のDCで売り上げたのだ。つまりハード所有者の5分の1が購入した計算になる。
これを当時1000万台売り上げたPS2に合わせると、なんと200万本のダブルミリオン。某2大RPGと遜色ない本数である。多少売り上げが下がっても100万は硬い。
この時点でターゲットとなる市場規模の大きさやらをサッパリ計算してないわけだが、単純な比例計算としてはまごうことなき正解である。

そんなのんきな事を考えつつ夏が来た。
そこでサクラファンをさらに狂喜させる出来事が起こる。
サクラ大戦ワールドプロジェクトである。
まぁ、詳しくはコチラ。

「サクラ大戦 ワールド・プロジェクト」を発表。4年間に7作品のゲーム化を含め映画、アニメなど多方面に展開

サクラ大戦のロゴを一身し、海外展開も視野に。
さらに新作を

「サクラ大戦 ~熱き血潮に~」 
「サクラ大戦5 ~さらば愛しき人よ~」
「サクラ大戦5 Action (仮)」 
「桜姫錦絵巻 (仮)」 
「KOUMA/降魔 (仮)」 
「サクラ大戦物語」 
移植 「サクラ大戦3 ~巴里は燃えているか~」 

これだけ発売するんだぜ、という発表。

この発表会の後は、もうファンは大騒ぎ。
サクラBBSでも、実際発売されることは無かった「降魔」や「桜姫~」などに妄想を膨らました書き込みが多数あった。
僕らは有頂天であった。あれだけ面白かったサクラ大戦がこれからもこんなにたくさん出来る。
しかし「アメリカは鬼門」だったのである。

●広井さんとアメリカ
広井王子氏の作品を僕は大好きだ。
とくにこの時期、僕の広井さん傾倒ぶりはすごくなっていた。
広井さんといえば古くはワタルやグランゾート、Vジャンでやってたガリバーボーイなどがある。ちなみにそのほとんどが僕にヒットし、幼少の頃から一消費者として餌付けされてきたのである。
当時クリエイターの名など知らなかったが、気がつけば必然。
そしてサクラ大戦とともに広井作品で輝き続ける「天外魔境」がある。
一時期は「DQ、FF、天外」などと日本三大RPGに数えられてた作品。
PCエンジンに開発協力をしていたハドソンがCDROMを使ったキラータイトルとして発売したのが天外魔境である。DQやFFと違い美麗なアニメーションに豪華な音楽と、今となってはFFがその地位を得ているが当時は天外の専売特許だった。
サクラがセガサターンのキラーソフトとして作られた事とずっ……ごく似ているのだ。
だがそれだけじゃあ無いんだな、これが。

・PCエンジンのキラーソフトとして発売。珍しい和風RPGとして1が好評で2を出す。3を出す前に番外編を出し、さらにハードがPCFXに移ったのを機会に色々なソフト企画を発表するも、そのほとんどが発売されず。PCFX衰退後、一度任天堂でソフトを出すが飛ばずなかず。さらに後にセガで「第四の黙示録」というアメリカ版天外を発売。売れたら「第五」「第六」を出す三部作予定だったが頓挫。

どことなくサクラに似ているのを当時僕は感じていた。
だが、まぁ大丈夫だろうと思っていた。しかし広井作品とアメリカは相性が悪いのか、大体の場合はシリーズ終焉の切欠となってしまうのだった……。

ちなみに翌年(2003年)は天外魔境復活祭なるものは行われ、サクラと天外で僕の脳みそは花畑状態だった。
天外は「復活する」「今3を作っている」などという噂が1・2年に一度流れるタイトルで、その噂に騙され続けてのこの発表。喜ばざるを得ない。
当時のCMもすごい印象的なCMで、今見ても面白い。

YouTube - 天外魔境 復活CM 2003年
コレ。

●サクラ大戦の小説や雑誌
サクラ大戦の小説。少し忘れかけてるが色々書いてみる。
サクラ大戦というゲームは、実は物語が優先され、それぞれのキャラのバックボーンが詳しく説明されないのである。
たとえば学園ラブコメゲームだとしたら、ヒロインAさんは「幼い頃両親を無くし云々、○才の頃病気に~、その頃親しくしてくれた~」などと語りがあったりするが、サクラはあくまで「今どうするか」が優先して語られ、ヒロインの過去は大概曖昧なまま。
なぜか?簡単である。
メディア展開のためだった。
ということでサクラ大戦の小説「サクラ大戦前夜」がある。
実は僕はサクラ大戦1に関しては発売日に買っておらず、買った時には前夜の1巻が発売されてたので、どのような経緯で発売されたのかはさっぱり知らない。
サクラ大戦前夜は、サクラ大戦の脚本家あかほりさとる氏により書かれた小説だった。
サクラのキャラの過去話を中心にしてるんだが、それよりもイントロがすばらしい。
冒頭では広井さんとあかほり氏のおじいちゃん達が大正時代の東京で帝国華撃団に助けてもらったという逸話からはじまる。そしてサクラ大戦そのものもこの時期に書かれた伝記小説をもとにしているよ、とフィクションをノンフィクションっぽくする手法がとられてる。
これはレッドカンパニーがよく使う手法で、天外魔境でも使われた。
いわばスタッフロールさせもメディア展開に混ぜるという面白い手法である。
いやー、これを最初読んだときはバカな子供だったので鵜呑みにしてしまったもんだった。
そして、あかほりさとる著のまま「サクラ大戦」「サクラ大戦2」とノベライズしていく予定……だったが、かのあかほり氏がんなことできるはずもなく、サクラ大戦のみのノベライズとなった。2はいつも発売予定表の「未定」欄にどっしりと尻をすえて座っていた。
それ以降もOVAなどのノベライズはあったが、本家あかほり作品は少しナリをひそめ、3時代まで飛ぶ。

サクラ大戦を支持していた雑誌といえば
・ファミ通
・電撃ドリームキャスト
・ドリームキャストマガジン
の三誌があげられる。
ファミ通は広井さんと懇意にしてるせいか、サクラ作品が発売しない間もけっこう長い間作品ページがあったのを記憶している。確か2・3年くらいまであったような……。
ドリマガは色々前述もしたが、サクラの支持母体としてやっぱり長かった。
そしてサクラ小説といえば電撃である。
オフィシャルな場でサクラ小説が連載されたのはコレだけ……だった気がする。
電撃DCでは「サクラ大戦3前夜」がながらく連載され、巴里ヒロインの過去設定が赤裸々につづられていた。
実は巴里ヒロインの設定というのは謎が多く、OPムービーに表示されてるフランス語の文章しか資料がなかったのだ。そういう意味でファン垂涎の一品だったが、エリカ編が完結せずに雑誌が休刊。
後にドリマガで復活するものの、そのスパンはかなーり長かった。

●サクラ大戦とネット。
サクラ大戦とネットはけっこう関係が深い。
他作品に比べファンとの交流、コミュニケーションの場が多い作品だった気がする。
そこで今回は昔あったDragon-zaをとりあげてみようと思う。
サクラの企画を行ったレッドカンパニー及びレッド・エンタテイメント。
今は面白みのないサイトになってしまったが、昔は色々と面白いサイトだった。
サイトとはあまり関係ないが、昔浅草に本社があった時はビル内を改装し、ナンジャタウンのようなノスタルジックなインテリアを作ったらしい。なんかテレビとかで取材されてるような所を見た気がする。
サイトもそのようなデザインでDragon-zaという名で仮想の街並みを作っていた。
そこではサクラの設定作ってる人の小説が掲載されたり(小説・太正浪漫街道という名で、伝奇小説「サクラ大戦」の作者(という設定)の物語らしい。ログは保存してあるが未読)投稿イラストがあったり、ゲーム情報があったり。
ここで注目すべきは「Ohji's cafe」だろう。ここは広井さんとファンの交流掲示板で、広井さんを喫茶店のマスターと称し、仮想の喫茶店を演じつつ交流するのが暗黙の了解だった。(書き込みの書き出しが「こんにちわ」ではなく「マスター、コーヒー一杯」など)
まだブログもほとんどない時代で、ゲームクリエイターがここまでファンと交流するのは珍しかった。
ここでは広井さんの多少のぶっちゃけ話なんかもあったし、CCCDに関する話題もあった。
個人的にすごく覚えてるのが「光武ナックル」に関する話題である。
光武ナックルというのはサクラ大戦3であった大好評をはくしたミニゲームで、なかなか本格的なアクションゲームだった。
光武ナックルをぜひゲームに!という話題は多く、僕も参加した話題だった。
広井さんも「善処する」的なレスを返してたと思う。おそらくこの話題こそが後のサクラ大戦5Actionことサクラ大戦V荒野のサムライ娘に繋がっていったのだと思う。
サクラVアクションは、まさに光武ナックルのシステムを改良した感じで、そこそこ面白かった。……がファンの要望を真に受けてゲーム作るもんじゃないなと僕自身考えてしまう出来だったりする。ミニゲームとしては良かったが、単体の作品ではまぁというモノだったのだ。

書くこと少なくなってきたけど今回はこんなもんで。おそらく続く。


SBG:Ohji's Cafeや帝国映画劇場を内包? レッド新社屋
レッドの社内の記事

コメント

>レッドの社内
喫煙所はちょっと憧れるが、こんな所で仕事しなくないw
あかほり理髪店で打ち合わせって言われてもねぇw

>王子掲示板
なおさんも、なんか書き込んでたりしたんですか?
ボクだったら王子に文句垂れてたかもしれんw

続きを待つv

あの社内、はじめて見たときに「掃除大変そうだなー」とか思いましたw
確かゲームセンターCXだか、ダウンタウンの浜ちゃんが司会勤める番組だかで、社内映像を見た記憶があるんですが、映像で見てもけっこうドギツイインテリアでしたw

>掲示板
基本ROM専でしたが、大きな話題の時にはチョコチョコ書き込んでましたね。
エピ0が出たときは、この掲示板の話題を真っ先に思い出しましたさー。

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