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2007年04月14日

●「2001年宇宙の旅」を見終わった。

昨日は途中でエリートヤンキー三郎がはじまったので、途中で止めて、その後は友達とチャットして終わっちゃいました。
で、続き見終わった。

はっきり言って名作だと思いました。
だけど万人向けではないですね、明らかに。
映画のEDがすごい、という事で、小説版のラストの方は読まないようにしておいたんですが、それにしたってすごいEDだ。

この映画のすごいなーと思った所の1つに、全編にわたる映像美と音。
いやさ、これ40年前の映画ですよね。なにこの映像の綺麗さ。
宇宙空間の白と黒のコントラストといい、宇宙空間での無音の表現、そして雄大に響きまくってるクラシックの名曲の数々。もうボーっと見てるだけでも楽しいかもしれない。

でも、昨今のスピーディーな物語展開と、判りやすい表現方法に馴染んでしまった人達にはすごい苦痛な映画かもしれないなー。ネットの評価見ても「名作」か「駄作」の真っ二つ。少なくとも一方的に「俺を楽しませろ」というスタンスの視聴者はまず楽しめないと思います。大体映画が始まったとたん真っ暗な画面に3分間音楽流れてるだけですぜ。僕はてっきりDVDプレーヤーがぶっ壊れたのかと思いましたよ。

最初の猿のシーンも難解だろうなぁ。僕も小説読んでなかったら理解できてたか怪しかったです。だけど猿が骨を空中に投げるシーンは鳥肌立ちました。

物語の中盤において丹念に描かれる宇宙のシーンの数々。宇宙ステーションまでのシャトルの内部、ステーションでの淡々と描かれる電話シーンやらトイレシーンやら。もうバーチャル宇宙旅行気分ですよ。
やべー、楽しいー、と思ったもつかの間、いつの間にやら木星に向かい、いつの間にやら窮地へ。
ドキドキしながら展開を見守ったのまた束の間。いきなり極彩色の映像にきりかわり、何が起こったんだー、とパニくったらあのED。
すごく断片的すぎて解釈は様々だけど、ハルとの戦闘に勝ったボーマン船長は宇宙人にサンプルとして捕まり、そこで色々な体験をして、スターチャイルドとやらに進化する、という事らしい。
だけど、なんか違和感感じるよなー、って思ったんですよね。
で、ネットで解説探したら、ググった一番上の解説がいきなりすごかった。
見てても気づかなかったけど、この解説を聞いたら「この解釈しかないよ!」と思ってしまった。
感じてた違和感って無駄なシーンの多さなんですよね。いや切ってくならバンバン切れそうな映画ではあるんですがwそれでもハルのシーンやらなんやらってどんな必然があるんだろうなー、と思ってはいたんですが、解説を聞いて納得。あまりに深いストーリーテリングに感嘆しました。マジスゴイ。
つかレンタルしてきたんですが、今1200円で売ってるのね。
絶対買ったほうがお得だと思う。
買うならぜひ僕のアマゾンリンクから(そこかよ