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2010年07月17日

●宮崎作品

ハウル、久々に見たけど面白かったなー。
ナウシカブルーレイは酷い出来らしいが、ハウルは地デジレベルでメディア化してくれるとありがたい。

宮崎作品は何が面白いって生活感がしっかりと伝わってくるからですよね。
働いて食べて寝るという事がしっかり描かれてて、なおかつそれが説得力のある描写でコンパクトにまとまってる。
人が生活する空間や物を面白く描いてると思う。
例えば、魔女の宅急便のキキは魔女の修行で家を出るわけだが、家を出る際の荷物がバッグ一つだけなのだ。
移動手段が限られる昔ならともかく、現代人から考えれば「え?マジかよ。パンツとかどうするんだ?あとペットボトルとか?」と思わざるえない。
なのに、キキはその後下宿先をゲットし、調理器具を手に入れ、寝床もゲットし、洗濯もする。あの小荷物でも問題なく生きていくのだ。うーむ、すごい。

ハウルにしたってあんな汚い場所でどうやって暮らすんだろう、と思ってもその後の描写で洗濯、掃除、風呂描かれてるしね。ベーコンは本当においしそうw

ただ宮崎作品はこの生活描写からどれだけ足を出せるかってのが、「面白さ」と「一般受け」に繋がってるんだと思う。
ラピュタなんかまさにソレだよな。日常からの脱却と冒険。
ハウルも普通の日常からエブリディマジックのような世界へ、ってところが魅力だと思う。
逆にもののけやポニョはそこらへんが曖昧だったんじゃないかなー、と。

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