●「劇場版グレンラガン」と「ポニョ」ネタバレ
見てきました、あうあう。
以下ネタバレ
●グレンラガン紅蓮編
相変わらず熱かったです。
ただ、ビックリしたのが構成。
二部なのか三部なのか、とにかく今回はロージェノムまでいくのかなー、と思ったらその前までだった。
確かにグレラガの前半の山場はアニキだが、物語の尺上縮めるのかと思いきや、ビックリ。
映画の4分の3がアニキ死亡まで使われてた。
うーむ、続きの螺巌編はどうなるんだろ。
いきなりロージェノム、その後スパイラルネメシスなのか。
もしくはオリジナル要素を強くして、ロージェノム編までをたんまり描くのか。
ただ予想通り予算は少ないみたいだなー。
ほとんどTV版からのブラッシュアップなかったしな。
例の3話だか4話も全然変更されずそのまま使われてたし。
勿体無いなー。まぁ続きに期待!
後編?はオリジナル展開が増えますように!
あとエヴァも早く公開しますように!
●崖の上のポニョ
見ててゾクゾクした。
はっきり言って、今までの宮崎作品でも類を見ない異様さを持った傑作だった。
なんなんだろう、このメルヘンとファンタジーの皮をかぶった”狂”烈な作品はw
深読み出来すぎる部分が多すぎるw
・津波の時、リサが見た光はなんだったのか。
・ばあさん達は何で走れるようになったのか。
・古代の生物が何故復活したのか。
・津波後の水没地帯で、なんでみんなあんなに落ち着いているのか。
・なぜフジモトは魔法使いになったのか、フジモトは何をしようとしてたのか。
ぶっちゃけ上げてったらキリがない。
その上、後半いたっちゃ死の臭いがプンプンするw
そしてあの終わり方。
そうすけの未来を想像すると恐くなる。
ハッピーエンドではまず無いんだろうな。
あと、スタッフロールもすんごいですね、びっくり。
いや、もう本当にすごい作品だわ。
面白かったのでメモ。
コメント
(2ろぐの途中200位まで見たのを前提で)
2ろぐの彼の考察が「全て」正しい・的をえている!と単純に思ってしまい、ビビらされた事で、作品「ポニョ」自体が凄い!と感化されるのは、彼自身が「鵜呑みにしないでくれ」って言ってるように、流されてはいけないのですが、単純に、あの後半の流れは「三途の川」だという考察は先ず間違いないなぁ・・と思いました。ビビッタ!と同時に、正直、全く理解できなかったあの不可解な後半の一連がなんだったのか分かってスッキリしたですよ。やっと便秘から解放された。
そんで、なおさんがゾクゾクするってのは、そのスッキリしたあとに襲ってくる不気味さではないでしょうか。世界が期待してる宮崎作品で、カワイイキャラを使ってそんなもん(三途の川)を我々に見せたのか!っていう不気味さとか、それ見てワケも分からず泣いちゃってる人とか。
こうすけもリサも幼稚園の友達もみんな死んでしまったんだ・・・と考えることは、例えば、ドラえもんの話は全部、植物状態ののび太が病床でみていた夢だった・・・って類の不気味さを覚えますね。
とにかく、2ろぐ見て、トトロ感覚で観るモンじゃなかったんだと後悔しちゃいましたよ。
ボクもそうだったけど、「?」のままで終わらせて気づかなかった人は沢山居ると思うので、この「三途の川・論」が世に広まった時、「ポニョ」は違った意味で評価されるかもしれないですねー。
Posted by: shingo | 2008年09月14日 14:23
ポニョに限った事じゃないですが、けっこう宮崎作品って解釈に幅が出来るようになってると思うんですよ。
ラピュタはエンタメってると思うんですが、魔女宅やらトトロなんかもけっこう解釈わかれるんじゃないかなー、と。
魔女宅なんて「なんで空が飛べなくなったか、猫と話せなくなったか」が直接的な解答が描かれてないじゃないですか。
あとトトロにいたっちゃ、ネットで良く見るコピペは極端な見方だと思いますが「メイとサツキは死んでいる」とかw
ただ、トトロに関しちゃ、2ろぐの考察でいうとこの「境界」ですか?その言葉を使うと、トトロが出てくるシーンは全て夢オチとか空想だったみたいな境界から戻ってくる描写があったのに、ラストの猫バスだけ戻ってくるシーンがないまま終わってるんですよね。
一応EDに二人が返ってきた母親と遊ぶシーンみたいなのありますが、時系列が果たしてビフォアなのかアフターなのか……とか斜に構えすぎな見方もあったり。あー、大人っていやだw
そんな宮崎作品なんで、ある意味ポニョもそれにならって……って考えればさほどじゃない気が、いやもうなんちゅーか死の臭いが以前の作品に比べて嫌に直接的ですよね。
僕も2ろぐの記事は話半分で読んでましたが、「パンフレットに、津波後の若夫婦の正体が大正時代の人、って描かれてた」みたいなカキコにビックリしました。
売店が混んでて面倒だったんで買わなかったんですが、いやー、それは買っておくべきだったw
そう考えるとすんげー恐ろしい描写ですよね、あそこ。
だって「あ、そうちゃん」って奥さん、そうすけに話しかけてたし。僕はてっきり近所の知り合いかと思ってた。
なんなんだあの描写。その意味不明さがさらに恐いw
ポニョの恐いところは、場面場面だけ見ていくと可愛さとそれなりに感動しそうな要素を配しつつ、その隙間隙間にソラ恐ろしいモノが見え隠れているというw
この作品がハッピーエンドに見える人は本当に幸せだなぁ。
僕なんてそうすけの未来考えると恐いw
ぶっちゃけ、5歳の子供が、これから一人の少女を愛し続け、なおかつよそ見するとその子が死んじゃうというw
どんだけ試練課してるんだよw
と、これだけ書けるだけ傑作。
深読みスキーなオタな僕は、もうたまらないでしたw
Posted by: なお | 2008年09月15日 05:00