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2012年04月19日

●ダンジョン

「ダンジョンに出会い~」が書籍化するそうで。
ラノベって門戸が広いのやら狭いのやら。
最近のラノベって特定のジャンルのものしか出版化されないのに、ネットメディアのヒット作には肝要な気がする。
「ダンジョンもの」ってのを読むのは好きだけど、正直書籍化は難しいと、個人的に思ってました。
けど英傑といいダンジョン出会いといい書籍化。うーん。
というか、ダンジョンものってどうやって完結したりすりゃいいんでしょ。
ダンジョンものの面白さって主人公が有名になったり、強くなったりする所が面白いところの第一要因な気がしてます。
「ダンジョンで出会い」なんてその要素を第一章で消化しちゃってるわけですよね。僕は二章に関してはそんなに面白いって感じてませんでしたし。
僕も小説書いててすごい悩みましたが、読者さんが食いついた面白さってのを読者側で転向させてはいけないんですよね。
例えばミステリーの謎解きが面白いって皆が読んでいた作品が、急にミステリーそっちのけのアクションになるとか。いや、ある意味面白いかもしれないけどw
要は読者が食いついた要素を、継続的に供給しづらい媒体、って事です。
そういう意味で、ダンジョンものではやれる引き出しが少ない気がします。
例えばゲームみたいに「レベル」とか表示させると、このレベルが上がらなければ読者はやきもきするだろうし、余りにもレベル上がるのが速すぎると作品の寿命が削れる。すごいジレンマ。カンストになったら続けられなくなる。
ダンジョンゲーの経験がほとんど無いので、全然アプローチ方法が思いつかない。
僕も二回ほどダンジョン系小説の短編を書いていますけど、あれだって正直あのまま書いてても、二十万文字程度が限界だった気がします。
なにせ僕は自分がダンジョンモノやらが肌に合わないのを自覚していたので、ダンジョンに対して工夫するとか、レベルを上げて成長する、というダンジョンモノの本道たる要素を完全に排他して書き始めましたからw
あぁー、でもこういうのって割り切り方次第なんだろうな。
昔、浦沢直樹先生の「YAWARA」とか読んでて思ったんですよ。
「これ柔道やってない!」って。
いや、本編中ではやってるんですけど、あの中の柔道ってエッセンスに過ぎないんですよね。
あくまで主人公とその周りの人間関係があって、おまけで柔道やってる、みたいな。同じ論法にあだち先生の作品も入ってくるかと。タッチにしろH2にしろ、スポーツ漫画にありきな特訓とか、相手を研究しての秘密兵器だの作戦だのってほとんど無いんですよね。
ダンジョンものもそういうゲーム感覚の要素の加減をうまくやれば、切り出し方次第でうまくやれそうな気もしてきた。
でも完結ってどうなるんでしょ。
ダンジョンを制覇して終わり? 全滅END? 引退して結婚? 
ちなみに「アルケミ」は二番目を意識してましたw
なんか話しに纏まりが無くなったんでおしまい。
絵馬を書こう。書こう。

●拍手
>いやいやいや。探せば結構いろんなジャンルありますよ!?内容があるものがあるかどうかは別として(ry
たまにランキングの頭の方をざらっと流すので、あんまりそういう印象無いですw
玉石混交過ぎて、お気に入りの作品がなかなか見つからないし。