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2009年03月15日

●ハンコック

ウィル・スミスがでてる例の奴です。ワンピースじゃありません。
というわけでハンコック見た。

最近見たかった映画が連続でDVDリリースされてたが、これでなんとか一区切りって感じです。

いわゆるハリウッドお得意のヒーローもの。
ヒーローモノというジャンルをメタ的な視点で作り上げたパロディともいえるかもしれない。
企画自体はいい感じでスパイスが効いてて好感触。

おおまかなあらすじは他所にまかせるとして、不良ヒーローが更生して民衆からの支持を受け始める、という展開はいい。
だが後半がイカン。
ヒーローとしての存在意義だとか孤独だとか三角関係だとか、まぁその手のモノはありがちっちゃありがちなんだが、そういうのは低予算の日本とかにまかせればいいよ。
ハリウッドに求められてるのは莫大な予算を使った、国境という価値観を越えるアクションと爽快感だろ。
スパイダーマン3なんて面白かったが、終始自分の身の回りの関係の整理におかれたところがイマイチだった。
ハンコックにしてもそう。もっと色々な巨大な困難に立ち向かうヒーローという形で終わってたらなかなか楽しめたが、最終的に恋愛関係だけでまとめるのかよ、とがっくり。
病院から走り出すシーンは熱かったけどねw

日本の映画の数倍の予算を投じ作ったいいアクションシーンが前半と中盤のみってのはなぁ。クライマックスにつかってくれ。
ダイハード4のように割り切って作ってくれたら名作だったろうにおしい。

DVDなら見るけど、映画館まではちょっと……というのが個人的な感想でした。